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2015年8月17日 (月)

小倉秀夫弁護士のツイートで知った「賠償請求、無断で取り下げ 山形の弁護士懲戒処分」というネットニュース

* 小倉秀夫弁護士のツイートで知った「賠償請求、無断で取り下げ 山形の弁護士懲戒処分」というネットニュース

2015-08-17 月曜日 18:59 >> [[ ←これからの記述範囲の開始時刻]]>>

被害者AAさんとの関係/平成4年12月/ティファニーのネックレスのこと http://hirono-hideki.cocolog-nifty.com/blog/2015/08/aa412-1fe9.html

 全体の流れは、上記のブログの記事にまとめた続きになります。深澤諭史弁護士について取り上げるつもりでいましたが、合間に目に入った小倉秀夫弁護士のツイートだったので、こちらを先に取り上げておきます。

 よくある弁護士の不祥事ですが、小倉秀夫弁護士のツイートがなければ知らないまま終わっていたかもしれません。殆どの場合、弁護士がどんな不祥事を起こし人様に迷惑を掛けようと、テレビや新聞が取り上げることは殆どなく、ネットのニュースの扱いもごく一部であることが多いです。

 次の小倉秀夫弁護士のツイートが問題を知るきっかけになりました。

投稿者:Hideo_Ogura(小倉秀夫) 日時:2015/08/17 17:51 ツイート: https://twitter.com/Hideo_Ogura/status/633199534810660864
不思議な事件ですね。http://t.co/YXhD2APal9 この人は、山形マット死事件で元生徒側の弁護団長を努めていたっぽいのだけど。

 よくないことかもしれませんが、公益的な観点と本件の問題との共通点もうかがえるので有用な参考資料として、記事の全文を次に引用します。

(引用開始)
引用URL>>>>:http://www.sankei.com/affairs/news/150817/afr1508170026-n1.html 賠償請求、無断で取り下げ 山形の弁護士懲戒処分 - 産経ニュース

山形県弁護士会は17日、損害賠償請求事件の訴訟を依頼人に無断で取り下げたとして、植田裕弁護士(63)を業務停止6カ月の懲戒処分にしたと発表した。発効は6日付。

 弁護士会によると、植田弁護士は平成11年12月ごろ、県内に住む夫婦から、長男に対する医療行為にミスがあったとする損害賠償訴訟の依頼を受け、山形地裁に提訴。しかし、23年5月に訴えを取り下げ、少なくとも25年5月ごろまで訴訟が進んでいるように見せかけたとしている。

 県弁護士会は「極めて遺憾で再発防止に努める」としている。植田弁護士が担当する他の事件については、相談窓口を設けて対応するという。

(引用終了)

 記事の日付は「2015.8.17 15:23」となっているようです。本日の15時23分の配信と思われます。テレビでは見ておりませんし、この程度のことでテレビが取り上げるとも思えません。弁護士の不祥事はごく自然な現象ともなっています。

 小倉秀夫弁護士は他人のツイートの一部を引用しておいて、リンクをなくし元のツイートを辿れないようなツイートの仕方がデフォルトでもあるので、これも初めはそうかと思いました。

 後段の「この人は、山形マット死事件で元生徒側の弁護団長を努めていたっぽいのだけど。」の部分が他者のツイートの部分引用かと思ったのです。

 リンクのニュース記事を読んでから、再び小倉秀夫弁護士のツイートを読み直すとRTの文字も見当たらなかったので、これはまるごと小倉秀夫弁護士のツイートの内容かと考えなおしました。

 ここ数日、小倉秀夫弁護士のツイッターのタイムラインも更新の数が少ないようですし、深澤諭史弁護士も少なめという印象でいます。落合洋司弁護士(東京弁護士会)も少なくなっていますが、モトケンこと矢部善朗弁護士(京都弁護士会)は19時間更新が止まっています。

 小倉秀夫弁護士のタイムラインに更新があったので、更新を読み込んだのですが、初めに目を引いたのは「山形マット死事件」でした。論敵とも言えるモトケンこと矢部善朗弁護士(京都弁護士会)が検察官時代、担当をしていたという事件です。モトケンのことがまず頭に浮かびました。

 前に一度取り上げたような憶えもあるのですが、記事の引用まではしていなかったかもしれません。今回も検索するとすぐに見つかりました。記事そのものではなく記事を取り上げたものと思われますが、2004年の3月のようです。

(引用開始)
引用URL>>>>:http://www.asyura2.com/0401/nihon11/msg/819.html <山形マット死事件>「捜査は不十分だった」 検事が心情明かす(毎日新聞)[3月4日6時37分更新] まさちゃん

山形県新庄市立明倫中学校のマット死事件(93年1月)で、当時、山形地検で主任検察官として捜査にかかわった矢部善朗弁護士(48)=京都弁護士会所属=が取材に応じ「取り調べ時間が10日しかなく、捜査は到底十分とは言えなかった」と初めて心情を明かした。逮捕・補導された7少年が事件に関与したか否かの判断は、少年審判とその抗告審で割れ、捜査の不備や少年審判の事実認定の不安定さが指摘されていた。

 矢部さんによると、7少年(当時14~12歳)のうち、逮捕・送検された14歳の3人を取り調べた。3人とも警察で容疑を認めていたが、10日間の身柄拘束中、1人は否認に転じるなど供述に食い違いが生じた。矢部さんは10日間の延長を望んだが、少年の保護・育成の観点から地検内で同意を得られなかったという。

 矢部さんは「(嫌疑をかけられた少年が)7人おり、否認もいた。成人なら10日間なんてあり得ない。20日間取り調べられなかったことが最後まで尾を引いている」と語った。だが一方で、その後の追加捜査が抗告審で「7人全員関与」の判断を導いたとの考えも示した。【山根真紀】

(毎日新聞)[3月4日6時37分更新]

(引用終了)*

 上記の記事を読んだのはこれで2回目か3回目だと思いますが、不思議と以前は気が付かなかったことが見えてきました。少年事件ということもあり勾留延長が地検内の同意を得ることが出来ず、出来なかったという話です。普通は同意というより決済ではないかとも思われますが・・・。

 事件の問題性や社会の関心が高かったので、決済官の決済の前に会議が行われていたとも想像はされますが、否認などとなればほとんどが10日の延長になっていたかと思います。少年事件という特殊性はあったのでしょうが、不可解な後味の悪さと初期対応の問題を感じさせます。

 山形マット死事件は、刑事事件と民事裁判でも判断が分かれ、上訴が繰り返されるなどの紛糾を招いたことでも特異な事件でした。また、弁護士の介入後に少年らが強硬な否認に転じるなど、刑事弁護の問題性を強く感じさせる事件でもありました。

 もう一つ前に読んだ時に不思議と気が付かなかったことはモトケンこと矢部善朗弁護士(京都弁護士会)の年齢です。2004年3月の時点かいくらか前の取材の時点だと思われますが、48歳だったようです。モトケンこと矢部善朗弁護士(京都弁護士会)は三席の立場で退官したような話も。

 小倉秀夫弁護士のおかげで知ることが出来た記事の内容ですが、「23年5月に訴えを取り下げ、少なくとも25年5月ごろまで訴訟が進んでいるように見せかけた」というくだりがあります。少なくともでまる2年間ごまかしをやっていたことになるようです。

 いわゆる足利事件の再審無罪で一躍名を上げた佐藤博史弁護士も、熱心な刑事弁護の担い手というイメージが一般化されているように思いますが、事件放置で懲戒処分を受けたという事実もあるようです。紹介処分も軽いものであったと思いますが、山形の件は業務停止6ヶ月とのこと。

 調べて確認はしませんが、弁護士の懲戒処分の業務停止では最長の期間かと思われます。本来ならば刑事事件になるような性質のものを、あえて軽く見せかけるような処分にも思えなくはありません。警察か検察がメスを入れない限り、具体的な内容の公表も期待は出来そうにないです。

 受任した裁判が継続中であることを装うために、文書の偽造罪をやらかしていた可能性もありそうですが、そういう偽造罪の不祥事というのも、割とよく見かけるものです。ネットの界隈の片隅に流れる程度なので、知らない人もほとんどのことでしょう。

 小倉秀夫弁護士が山形マット死事件との関連でツイートをしていなければ、そのニュース記事を見かけただけでは、私もまたかという感じでさほど注目もしていなかったと考えます。山形マット死の事件は弁護士の暗躍を強くうかがわせる事件だけに大きく注目しました。

 ここで20時間前の最終更新となっている次のモトケンこと矢部善朗弁護士(京都弁護士会)のツイートの内容についても、いろいろと思いを巡らすことになりました。

投稿者:motoken_tw(モトケン) 日時:2015/08/17 00:13 ツイート: https://twitter.com/motoken_tw/status/632933291297902592
これが高橋氏の友達というものの理解なのか。なるほどなあ。 https://t.co/xCbqAJn4jE

 もう10年近く前になるのかと思いますが、一頃、弁護士から判検交流というものが、しきりに批判となっていた時期がありました。不思議と全く取り上げられることもなく批判の対象にもなっていなかったのが、弁護士と検事、弁護士と判事の交流です。

 検事と地元の弁護士がお友達の感覚でゲストハウスでのパーティのお招きなど受けつつ親交を深めていたならどうなるのかと、あらためて考える機会になりました。モトケンこと矢部善朗弁護士(京都弁護士会)が不正をやったと示唆しているわけではなく、一般論の問題として考える契機です。

 もともと法曹というのは司法修習生として同じ釜の飯を食った間柄とも聞いておりますし、太平洋戦争の集結以降、同期という言葉を使う業界も法曹以外にはまず見ることがないという稀有な世界です。小倉秀夫弁護士は異端児というイメージも強い特異な存在感もあります。

 業界のことは間接的にうかがい知ることしか出来ませんが、そういう意味でも注目し考えさせられることが多いのが、業界や業界以外のアカウントのリツイートも多い深澤諭史弁護士のタイムラインです。

 それでは予定通り、本日の深澤諭史弁護士のりツイート・ツイートを取り上げ、ご紹介とともにいくらか言及をしておきたいと思います。

2015-08-17 月曜日 20:23 << [[ ←これまでの記述範囲の終了時刻]]<<


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