裁判の公正を大きく損なう危険性
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20090317#1237257785
■[刑事事件]羽賀研二被告「無罪」の証人を偽証で在宅起訴へ![]()
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http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20090317/20090317-00000003-ann-soci.html
偽証罪における偽証は、「記憶に反する証言をすること」ですから、立証は簡単ではない面があって、起訴するにあたり、検察庁が偽証を立証する証拠をどの程度持っているのか、ということには大いに興味があります。それと併せて、被告人本人にも偽証教唆の容疑があるのか、仮にある場合、今後、立件の可能性ということも問題になるでしょう。
かつて、甲山(かぶとやま)事件という著名な事件があり、殺人罪に問われた被告人は、長年にわたる裁判を経て無罪が確定しましたが、その過程で、被告人に有利な証言をした人物が偽証罪に問われて起訴され、長年にわたる裁判の結果、そちらも無罪になりました。この種の検察庁による手法には、かなり危うい面があり、見込み違い、筋違いである場合は、裁判の公正を大きく損なう危険性もはらんでいる、ということは、過去の苦い歴史にも照らし、よく覚えておいたほうが良いでしょう。
甲山事件については、一通りの情報を読んだことがあります。以前読んだときに気がつかなかったのかもしれませんが、偽証罪に問われた人物も無罪になっていたとは初めて知ったかもしれません。
こういうことがあると検察も慎重になるでしょうが、起訴すべき事件を不起訴にしたり、まったく捜査しないということも出てきそうです。
私の告訴も、つぶされたようなものですが、マスコミも専門家も全く問題にせず、相手にもしなかったようなものなので、それはそれでいいのではと思っています。金沢地方検察庁が積極的だった時期もありましたが、私が放置したので、業務の予定が大幅に狂って、支障が出たこともあるのかもしれません。
もっとも、それは私からの告訴という問題であり、一面的な一部分です。
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